知的で魅惑的、人と人をつなぐ不思議なお酒「ワイン」の魅力をご紹介《いーたちプレミアム》

※2019/08/07更新
記事末尾のワイン会情報を更新しました。

より上質な立川ライフを目指すアナタのための新・コンテンツ、それが《いーたちプレミアム》

いくつかのテーマを、これまでのいーたちとは違うテイストで掘り下げていきます。

そのテーマのひとつは、

『ワイン』

その知的で魅惑的な飲み物は、人と人をつなぐ不思議な力を持ち、世界の地理や文化、歴史、芸術、経済などにも詳しくなれるという唯一無二のお酒

《いーたちプレミアム》では、そんなワインの魅力をいろいろな角度から紹介していきます。

「気がついたらワインに興味を持ってて自分でも勉強するようになってた」となれば嬉しいです。

「ワインが好き」ただそれだけの共通点で仲良くなれる

ワインのもつ魅力のひとつ、「人と人をつなぐ不思議な力」。今回はそこにフォーカスをあててご紹介します。

今回登場するのはこちら↓
ワインを愛する経営者、登坂(とさか)氏〔仮名〕。

とあるラーメン屋オーナーと間違えられることもあるとかないとか。

今日は、ちょっとしたきっかけがあって知り合った、同じくワイン好きな女性さつき〔仮名〕を誘って立川駅南口のワインバー『ジューヌ』へやってきました。

登坂氏は『ジューヌ』を何度か利用していて、そのクオリティは体験済み。さつきは今回が初めてです。

待ち合わせ時刻ぴったりにあらわれたさつき↓

こんばんは〜!お待たせしてしまいましたか?

 

ぜんぜん。1分と37秒しか待ってないよ。

 

ワインの良いところのひとつ。それは年の差や立場など関係なく「ワインを飲みに行こう」と気軽に誘えるところ。

登坂氏はさつきを連れて、3Fにある『ジューヌ』へと向かいます。

 

『ジューヌ』の店内へ入ると、オーナーソムリエの岩城氏に迎えられます。

 

着席し、メニューブックに視線を落とすさつき↓

すご〜〜い!全部飲んでみたいです。

 

いいね!じゃあまずは泡(スパークリングワインやシャンパンのこと)から行こう。

 

「シャンパン」と「スパークリングワイン」って違うの?

シャンパンは、フランス語読みだと「シャンパーニュ」。シュワシュワと泡のでるスパークリングワインの一種です。

スパークリングワイン=シャンパンじゃないってところはとても大事です。フランスのシャンパーニュ地方で作られ、葡萄の種類、製造方法、熟成期間など細かく決められた規則に則って製造されたスパークリングワインだけが「シャンパン(シャンパーニュ)」を名乗ることができるのです。

「スパークリングワインの中でも高級なものがシャンパーニュ」と覚えておけばとりあえずは大丈夫。

デートで「シャンパン飲もうか」などと言って安いスパークリングワインを注文したりするとちょっと恥ずかしいので要注意です。

いーたちプレミアムでは以後「シャンパン」を「シャンパーニュ」と呼ぶことにします。

今回2人がオーダーしたのはこちら↓
「NV シャンパーニュ シャピュイ カルトノワール ブリュット トラディション (フランス シャンパーニュ)」

シャンパーニュは発泡性が食欲を刺激し、軽い味わいがその後のどんなお酒、食べ物にも影響しないので、最初の1杯に選ばれることが多いです。

上がっていく泡をみてると気分も上がります。最初の1杯はシャンパーニュがオススメです。

それでは乾杯↓

ワイングラスで乾杯するときは

乾杯の際は、グラスをぶつけないようにします。ビールジョッキなんかはガチャンとぶつけてこそ、というイメージがありますよね。でもワイングラスはぶつけずに乾杯するのが正式なマナーです。

また、レストランや真剣なワインのお店の場合、飲み口がとても薄い高級なグラスが使われていることも多いです。ガチャーンと乾杯して割ってしまったらせっかくの良い雰囲気も台無しです。

それでもカチンとやりたい、という方は、そっと、カチリとやりましょう。

フレッシュでフルーティ、そして華やかなシャンパーニュの香りを楽しみながら会話を楽しむ登坂氏とさつき。

ワインは、飲んで感じたことをお互い口にするだけで、会話が途切れることなく続きます。

いろんなワインを飲むときの順番

続いては白ワインをオーダーします。

左が「2015 プイィ フュイッセ / ブシャール ペール エ フィス(フランス ブルゴーニュ)」。右が「2017 ゲビュルツ トラミネール / トラミン (イタリア アルトアディジェ)」

スパークリングや白ワイン、ロゼワイン、赤ワインなどいろんな種類のワインを飲むときは、おすすめの飲む順番を覚えておくと、より一層美味しくいただけます。

《基本の順番》
スパークリングワイン → 白ワイン → ロゼワイン → 赤ワイン

基本はこの順番です。まずは泡から始めてその後は色の薄いものからに、と覚えると忘れないでしょう。

《同じ種類のワインの順番》
低価格のワイン → 高価格のワイン
新しいワイン → 古いワイン
辛口 → 甘口(白ワイン)
ライトボディ → ミディアムボディ → フルボディ(赤ワイン)

すべてがこの順番ではないのですが「基本」ということで覚えておくと便利です。

香りや味わいの感想を伝え合う登坂氏とさつき↓

続いて赤ワインをオーダーします。

1つめはこちら↓
「2017 ブルゴーニュ ピノノワール / マシャール ド グラモン (フランス ブルゴーニュ)」

もうひとつはこちら↓
「2015 トリブン / アリラ (ルーマニア ドブロジャ) 」

ワインの感想はむずかしく考えず直感で

さっそく飲んでみた登坂氏は……、

 

力強く、それでいてエレガントで、ブラックチェリーやブラックベリーのニュアンスがあるね。テロワールを感じるよ。

(決まった……)

 

(テ、テラワロス……?)

 

ワインの楽しみ方のひとつは、ワインの香り(アロマ)や味わいについてあれこれ感想を述べるところにあります。

これがまた「ワインってむずかしそう……」というイメージにつながったりするのですが、複雑に考える必要はありません。

「マリオンベリー」や「火打ち石」など「ふつう嗅がないでしょ、それ」というもので例えるのはプロにお任せして、直感で表現してみてください。

甘い、酸っぱい、苦いという味わいのほか、

砂っぽいとか、雨が降った直後のアスファルトみたいとか、数時間放置したさしみ醤油っぽいとか、体育用具室の使われていないマットみたいとか、形式にとらわれず、飲んでみて頭に浮かんだものを自由に表現してみましょう。

 

またワインにそこそこ詳しい方の場合、調子に乗って「○○村の□□って畑はさ〜、南向きの斜面にあって……」と、畑について語り始めてしまうことがあります。

しかし、たいていの人は引きますので気をつけましょう。

ウンチクを披露したい気持ちをグッと堪えて、相手の素直な感想を引き出すのもエスコートの一つです。

そして↓

 

この辺りであらかじめ注文しておいた「4日間かけて作る 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」をいただきます。

この料理に合わせるのはこちら↓
「2006 シャトー ベル オルム トロンコワ ラランド マグナム(フランス ボルドー) 」

料理とワインのペアリングって?

ワインは単体で飲んでも美味しいですが、もともとが「食中酒」であるため、料理と組み合わせることでその魅力がさらに引き出されるものが多いです。

ただ、組み合わせにはちょっとしたルールがあります。基本は簡単ですので、ここで覚えてしまいましょう。

「調和する味同士」か、「補完する味同士」を組み合わせる

調和する味同士は、料理とワインが風味を引き立て合って、つり合いのとれたすばらしいマリアージュ(調和)を生み出します。

補完する味同士は、相反する風味を中和することによってみごとなマリアージュをつくり出します。

《よいペアリングの例》

こってりした食べ物:こってりして脂っぽい肉料理には、タンニンの多い赤ワインを合わせます。タンニン(渋み成分)が脂を流してくれます。

酸味のある食べ物:酸味の強い食べ物には、同じように酸味の強いワインを。弱い場合は弱いワインを合わせます。

スパイスの効いた辛い食べ物:アルコール度の低い甘口ワインを合わせると、ワインの甘さがスパイスの刺激をやわらげてくれます。

苦味のある食べ物:タンニンの強いワインと合わせると苦味が増してしまうので、タンニンのない、甘味、塩味のあるワインを合わせます。

刺激の強い食べ物:ゴルゴンゾーラチーズのように、クセが強く刺激のある食べ物には、強い酸味と甘味のあるワインを合わせます。

甘い食べ物:甘い料理には、同じ甘口のワインを合わせます。

もちろん例外的な組み合わせはいくらでもあるのですが、まずはこれらを基本に選んでみてください。

分からない場合はソムリエに堂々と「料理に合うワインをください」と伝えましょう。

「4日間かけて作る 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」には、ボルドーの赤ワインを合わせます。

凝縮された肉の旨みと濃厚なソースの味わいを、シルキーで滑らかなタンニンと濃厚な果実味の赤ワインががっちり受け止めてくれます。

そしてこの笑顔↓

美味しいです〜!

 

 

どんどん食べ進むね。この組み合わせは最高!

 

ソムリエに任せればペアリングは間違いないので、確実に「美味しい!」を共有することができます。

「同じ釜の飯を食った仲」という言葉があるように、味覚を共有すると人は仲良くなれるようです。

続いては、

こちらのスイーツに↓

こちらの甘いワインを合わせます↓
「2011 カステルグレーヴェ ヴィンサント デル キャンティクラシコ / カステッリ デル グレヴェペーザ (イタリア トスカーナ)」

組み合わせてみると……↓

生きてるってしあわせ……。

 

 

(キラリーン☆)

きた!その表情!

 

来月のワイン会、来る? このお店であるんだけど。

 

 

来たいです……!

 

この物語はフィクションですが、このようにワインについて少し詳しくなって、一緒に飲むだけで、人は仲良くなれます。

知識・情報の交換落ち着いた時間と味覚の共有が自然と起こるのがワインの魅力。

ワインを飲んでみたくなったアナタ、ワイン好きな仲間を誘って、立川駅ちかくのワインのお店に足を運んでみてください。

幸いなことに立川駅ちかくには、ちゃんとした美味しいワインを飲むことのできる店があります。

どのお店にしようか迷ったら、まずは『ジューヌ』をおすすめします。

ふらっと立ち寄るのもおすすめですが、ちょっとハードルが高いのでまずは参加しやすいイベントから、という方にはこちらのワイン会がおすすめです。

ジューヌ 次回のワイン会情報(8/25開催)

なごり夏のワイン会(第11回)
〜フランスとイタリアのワイン〜

日時:2019年8月25日(日) 18:00〜
参加費:8,000円税込
内容:フランスとイタリアのワイン(スパークリング、白、赤)全5種、お料理数品
定員:8名

毎回満員になる会ですので、ご予約はお早めにどうぞ。

詳細はジューヌ公式ホームページにて

jeune(ジューヌ) ワインと小鍋
●ジャンル
ワインバー
●営業時間
18:00~2:00(L.O.1:00)
●定休日
水曜(月曜から変わりました)
●席数
10席(カウンター8席)
●禁煙・喫煙
完全禁煙
●電話番号
042-524-7032
※お問い合わせの際は「いいね!立川」を見たとぜひぜひお伝えください!!
●所在地
東京都立川市柴崎町3-4-4 すいれんビル3F
●関連リンク
お店のホームページ

※この情報は記事公開時点のものです。

●関連リンク
柴崎町のほかの記事
ジューヌのほかの記事はこちら


■■■求ム!情報提供■■■

取材のご依頼はこちら

 

❤️を押してもらえると元気が出ます!

この記事のシェア拡散にご協力を!
目次