《閉店》う〜ん、ルーブル。12月31日で閉店となる曙町のレトロな喫茶店『喫茶ルーブル』へ行ってみた
「行ってみた」といいつつ、このお店にはちょくちょく行っているので、
こういう書き方をしないといけなくなったことが、残念であります、ハイ。
曙町二丁目交差点のところにある『喫茶ルーブル』が閉店する、という記事を先日書きました。
この記事では外側から撮っただけでしたが、閉店前に一度しっかりと記事にせねば、という思いに駆られまして行ってきました。
場所はこちら『菊屋ビル』の2F↓
地図だとココ↓
住所は、立川市曙町2-9-1 菊屋ビル2Fです。
ビル自体が閉鎖となるためお店はほとんど退去済みの状態です↓
このレトロなエスカレーターを上って2Fへ↓ゴゴンゴゴンゴゴンと鳴り続ける、古いエスカレーターならではの作動音もまたよし。
2Fにつくとそこは昭和感ただようエリア↓
伸びたゴムの木の葉がだらりと垂れているあたりも、昭和感を漂わせます。
いまでは珍しい立方体看板↓
いざ店内へ。
店内はほとんど『ルノアール』のまま。
実は『喫茶ルーブル』としての歴史はそこまで長くなく、2010年のオープン。閉店した『ルノアール立川店』の内装や店員さんも引き継いでオープンしたそうです。2010年というと『いいね!立川』開設のわずか2年前ですね。
ルノアール伝統の丸椅子↓ローラーが付いているのでその気になったら、座ったまま店内どこへでも移動できます。
店内はひろびろ↓このゆったりな座席配置からは、現代にはない余裕を感じます。
ふわふわクッションのソファー席↓不用意にのけぞると、たかい確率でうしろの席の人と頭が激突します。
ルーブルではじまる、恋もある。
窓際テーブル席はとても人気↓
大きなガラスの向こうに見えるのは米軍立川基地(キャンプ・フィンカム)のゲートだった辺り↓
視界が開けていて、車の流れも見えるので、ここは考えごとをする時にベストな席なのです。
こちらメニュー↓記録も兼ねて、しっかり載せちゃいます。
メニューもルノアールとかなり似てる↓
コーヒーはこちら↓キーコーヒーがインドネシアで気合いを入れてつくっているコーヒーです。
アイスドリンク↓
トーストやサンドイッチ↓
これら以外にもスパゲッティなど、フードメニューが充実しています。
そしてここはやはり、「ブレンドコーヒー」490円を注文。
中深煎りのトラジャは、「これぞ」という感じの、おっさん世代コーヒー好きどストライクな味。ボタンひとつで出てくるエスプレッソお湯で薄める式コーヒーのお店が増えた今、こういうコーヒーの価値は上がっているんじゃないかと思います。
一口すすり、甘い余韻を口中に感じながら、この窓の外側に映ってきた、何十年かの景色を思い浮かべる。
そんな飲み方をしていたら、コーヒー1杯では全然足りません。
しかし、お代わりは約半額なので、安心してアナザー・カップ・オブ・コーヒーをいただけます。
そういえば、
ドラマの収録にも使われてましたね↓
そんな『喫茶ルーブル』は残念ながら2022年12月31日をもって閉店。
菊屋ビルのその後については、詳しくは分かっていませんが、街の方に聞いた話だと、テナントやオフィスが入ったりする類の建物ではなくなるようです。
閉店前に「ルーブル行っておきたい!」という方は、12月31日までにどうぞ。
●ジャンル
喫茶店
●営業時間
8:00〜20:00
●定休日
なし
●所在地
東京都立川市曙町2-9-2 菊屋ビル 2F
※この情報は記事公開時点のものです。