なぜ“五”差路?砂川1丁目にあるナゾ交差点『砂川五差路』について調べてみた
ポリマーレッドのかぼす@いーたちポリマーです。
砂川1丁目にあるナゾ交差点『砂川五差路』を知っていますか?
車で昭和記念公園の砂川口から、まっすぐモノレール方面に向かう時、
「えぇ!!どっちぃぃ〜〜〜〜????」
ってなることで有名ですよね。(私のなかで、だけでしょうか!?)
左へ曲がるとスグ五日市街道で、まっすぐ行くとモノレール方面です。
右ななめに曲がると立川駅の北口方面へ出て、右に曲がってしばらく行くと市役所があります。
ナゾ多き交差点
3つの道が集まっている三叉路(さんさろ)はよくありますが、
5つの道が集まっている“五”差路って、珍しいんじゃないでしょうか。
地図上で見てみると、こんな感じ↓
■ 斜めの道は何のためにあるのでしょうか?
■東西の道はなぜビミョーにグニャグニャなのでしょうか?
■ そもそもどうして5本の道が集まっているのでしょうか?
う〜ん、ナゾだらけです。
どうゆう歴史があって今の形になったのか分かったら、すんごくスッキリしそう!!
昔の地図を探して、ナゾの解明にチャレンジしてみることに。
それでは、レッツ タイムスリップ!
時は1947年。
立川飛行場はありますが、砂川五差路の位置には、一面の桑畑(くわばたけ)が広がっています。
まだ交差点ができる気配はゼロです。
1966年。
立川飛行場が米軍基地になり、敷地が拡大しています。
五差路の道も一部できていますね!!
ただ地図記号が「====(庭園路)」なので、この道は米軍基地内の道路で一般の車は入れないみたい。
道がゆるやかに曲がっている理由は、米軍基地の外周がそもそも曲がっていたからだったんだ〜!
そして、1976年。
五差路の右上に何か道ができていますね!
これは、すずかけ通りのようです。
1983年には、
道が2つ、新たに登場しました!
すずかけ通り角から、道がビヨーンと伸びて、砂川五差路に繋がっているっっ!!!!
そして、米軍から返還された土地に、南北に走る真っ直ぐな道もできています。
今は、市役所にも続いているこのまっすぐな道は、意外とニューフェイスだったんですね!
そして4本道の状態は、確認できる範囲で1999年まで続きます。
5つ目の道路を見つけたのは、2008年の航空写真!
南北の太い道路が、さらに北の方まで伸びています。
これで、5本全部の道が完成!!
なるほど〜 そうゆうことだったんだ〜〜
答えが分かってスッキリ!
立川飛行場が米軍基地になったり、土地が返還されて再開発が進んだり、もともとあった道同士が繋がったりと、いろんな出来事があって、今の形になった砂川五差路。
およそ半世紀の時間をかけて少しずつ“五”差路になっていったんですね〜。
ヘンな形だな〜と思っていましたが、背景を知るとこの形がベストな気もしてきます。
まさに「交差点に歴史あり!」
もはや『砂川五差路』に愛着すら感じます。
そしてナゾがナゾを呼ぶ
今回の調査で五差路のナゾは解けましたが、他にも気になることが出てきました。
すずかけ通りはなぜL字型なのでしょうか?
〇〇通りといったら普通まっすぐなイメージですが、途中で90度に曲がっているのはナゾです。
この道ができたのは、どんな背景があるのでしょうか?
次回予告
「なぜ曲がってる?五日市街道の南側を通るL字型のナゾ道路『すずかけ通り』について調べてみた」
砂川地区のナゾをさらに深掘りしちゃおうと思います。
乞うご期待!!!