クラファン支援は7月31日まで!羽衣町にある創業63年の紙箱屋『池田屋紙器製作所』が紀の国屋廃業の影響でピンチに……。クラファンで応援求めてる
羽衣町にある『池田屋紙器製作所』ってご存知ですか?
ネットの地域ニュースをチェックしている方は見たことがあるかもしれません。
老舗和菓子屋『紀の国屋』の和菓子を詰める紙箱の製造を、約50年もの間たった一社で請け負っていたのが『池田屋紙器製作所』。
多いときは月間6万個も納品していたというから驚きです。
そして『紀の国屋』は2022年5月16日に何の前触れもなく突然廃業。
『池田屋紙器製作所』の売上、そして箱の生産能力の大部分を占めていた『紀の国屋』が無くなることで現在ピンチに……と、そんな状況にあるのです。
いーたち編集部もSNSやネットのニュースで見ていて「実際どんな状況なんだろう?」「今後の展望は?」と気になりましたので実際に見に行ってきました。
羽衣町にある『池田屋紙器製作所』へ行ってみた
『池田屋紙器製作所』は羽衣町にあります。
民家の建ち並ぶエリアを進んで行くと、見えてきました!
深緑の建物です↓
サービス内容はこちら↓
大量在庫の菓子箱を見せてもらってみた
建物の中へと入り、
例の菓子箱の気になる大量在庫っぷりを見せてもらいました。
2階へと上り……、
見えてきたのは……、
こちら↓夥しい量の菓子箱!
数にして3.5万個。
もう箱になった状態で保管してありますので、かなりのスペースを使ってしまっています。
当初は5.8万個あったそうですが、SNSなどで拡散したことで2.3万個買い取ってもらったそうです。
ただいまクラウドファンディングにて支援を受付中!
そんな大量在庫の箱を少しでも引き取ってもらうべく、現在クラウドファンディングで支援を受け付けています。
もともと『池田屋紙器製作所』のみなさんはウェブ関連が得意でなく、クラウドファンディングのやり方も分からない状況だったらしいのですが、有志の方々がサポートする形で実現することができたそうです。
それがこちら↓
『池田屋紙器製作所』のクラウドファンディングをサポートする方々はこちら↓立川を拠点に活動する『平田プロモーション』代表の平田さん。
今回は平田さんが中心になってクラウドファンディングを進めています。
そして花菜さん(たちかわ子ども記者新聞)、ミナさん。
国立で活躍する出張料理人の小清水シェフ↓
いーたち編集部で料理をふるまってくれたこともあります。
そして国立の人気店『甘味ゆい』↓今回はお菓子の提供です。
クラウドファンディングのリターンはもちろん「箱」、そして中身は……!?
気になるリターンはこちら↓
ヤッパリ「箱」です!
注目すべきはピンク枠で囲んだもの。
小清水シェフの「悪魔のフィナンシェ」と甘味ゆいの「白ゴマのボーロ」が入っています。
「悪魔のフィナンシェ」はこちら↓
いーたち編集部はこのフィナンシェを何度か食べたことがあるんですが、
極めて繊細、そして容赦なく背徳的。
その名の如く、まさに悪魔です!
箱づくりの様子を見せてもらってみた
紙箱って一体どんな風に作っているんでしょう?
気になる方も多いんじゃないかと思います。
ということでしっかり見せてもらいました。
こちら↓こちらは小ロット用の箱折り機とのことで、目にも止まらぬ早さで平らな厚紙の角が折られて箱形状になっていきます。
こちらは箱に紙を貼る工程↓ひとつひとつ丁寧に、それでいて素早く貼っていきます。
その先にも工程があり、
みるみるうちに箱が積み上がっていきます↓
これだけ丁寧に作った箱は、大量在庫といえどさすがに捨てられない……。
思わずそんな気持ちになりました。
『池田屋紙器製作所』の今後はどうなる?
大量在庫がなくなったとしてその先はどうするの?という部分、
率直に気になりました。
展望を語る次期社長の吉田さん↓現社長のお孫さんとのことです。