この物語は、悲願のバーデビューを果たすまで、己との闘いを繰り広げた、とある男の記録である。

この男の名は「馬場はじめ」37歳。※仮名、フィクションです

IT企業に勤めるサラリーマンで、妻と娘2人の4人暮らし。外食は家族で行くファミレスか、同僚と行くラーメン屋くらい。仕事が終わればまっすぐ家に帰る、典型的な真面目男である。

そんな彼にもがあった。

それは、かっこいいバーへ行って、カウンターでカクテルを飲むこと

(いまの生活には何の不満のない。

でもやっぱり行ってみたい……)

少しずつ積もっていくそんな気持ちが閾値を超えたある日、

馬場はじめは、立川駅北口のとあるバーへ行ってみることにしたのだった。

馬場はじめ、『バー ゾルディック』へ行ってみる

馬場はじめが兼ねてから訪れてみたかったはこちら↓
『バー ゾルディック(BAR Zolddich)』

このバーのことは、立川高島屋から伊勢丹となりのマクドナルドへ向かう際に、何度か通りかかって知っていた。

『バー ゾルディック』の側面↓

いざバーの前まで来てみると、馬場はじめの緊張はマックスに。

馬場はじめ、バーははじめてです。

 

カーテンの隙間から店内を覗く馬場はじめ↓どうやら店内にほかのお客さんはいない模様。まだ日が沈んだばかりの時間帯だ。

扉を開けようとするも躊躇しまくりな表情を見せる馬場はじめ↓

扉を開けて店員さんに「誰だお前?」みたいな顔をされたらどうしよう……。

席に案内してもらえなかったらどうしよう……。

メニューがどこにも書かれてなかったらどうしよう……。

そんなネガティブな想像ばかりが脳内を駆けめぐり、ドアノブを引くことができないでいたのだった。

ここまで来たんだ。がんばれ!はじめ!

 

自ら檄を入れつつドアノブを引こうと力を入れるのだが、それを打ち消すかのように彼の中の何かが抵抗しドアノブを引くことができない。

苦悶すること15分、馬場はじめはどうにかこうにかドアを開けて『バー ゾルディック』の中へと入ることができたのだった。

明らかにキョドった表情の馬場はじめ。

そんな彼の目に飛び込んできたのは、

憧れのバーカウンター↓

情熱的なソファー↓

ヒミツの打ち合わせができそうなテーブル席↓

籠もり感のある半個室↓

お酒がずらりと並んだバックバー↓

目に映る何もかもが「感動」である。

馬場はじめ、バーははじめてです。

 

馬場はじめ、『バー ゾルディック』でお酒を飲む

女性バーテンに「いらっしゃいませ、カウンターへどうぞ」と声を掛けられホッと一安心。

カウンターの一番端に座る馬場はじめ↓

(よかった……、こわくない、こわくないぞ)

 

おしぼりを受け取って↓

ホッと一息↓

ふぅ〜。

 

メニューブックを手渡され、

「よかった、メニュー出てきてよかった」と安心したその矢先、

(ウ、ウイスキーがたくさん載ってるけどサッパリ分からない……

ここで間違ったものを注文したら白い目で見られてしまうかもしれない……

どうする……?)

困り果てる馬場はじめの目に飛び込んできたのは、

こちらのビールタップ↓

思索に耽る馬場はじめ↓

(こ、これって生ビールを注ぐ器具だよな?

いきなりカクテルに挑戦するよりもまず生ビールで緊張をほぐすのが得策ではないだろうか……)

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